【自動車保険は「お守り」じゃない？ 今こそ見直したい安心と補償のバランス】
日常生活に欠かせない存在となっているマイカー。そんな大切な車を守るために、多くの方が加入しているのが「自動車保険」です。しかし、毎年なんとなく更新していませんか？ 自動車保険は“お守り”ではなく、“万が一に備える仕組み”。本当に必要な補償が含まれているか、今一度見直してみましょう。
■ 自賠責保険だけでは足りない現実
まず押さえておきたいのが、「自賠責保険（強制保険）」は、あくまで最低限の補償しかカバーしていないということ。事故で相手にケガをさせた場合の治療費などは出ますが、自分や同乗者のケガ、車の修理費、物損事故には対応していません。これらをカバーするのが、任意保険です。
■ 任意保険の主な補償内容
任意保険には、さまざまな補償項目があります。主なものは以下の通りです。
- 対人・対物賠償責任保険：他人や他人の財物に損害を与えたときの補償。
- 人身傷害補償保険：事故で自分や同乗者がケガをした場合の治療費等を補償。
- 車両保険：自分の車が壊れた場合の修理費などを補償。
- 弁護士費用特約：過失割合でもめたときに、弁護士への相談や費用をカバー。
■ 実は「車両保険」がカギを握る
最近では、台風や大雪、落石などによる“自然災害”による被害も増えており、車両保険の重要性が見直されています。特に新車を購入した直後や、ローンが残っている場合には、車両保険をつけておくことをおすすめします。
■ 保険料を抑えるには？
補償をしっかり確保しながらも保険料を抑えたい場合、以下の工夫が有効です。
- 使用目的（通勤、日常使用など）を正確に申告する
- ゴールド免許割引などを活用する
■ “入って終わり”ではなく、“使える保険”へ
最後に、自動車保険は「入っていれば安心」ではありません。事故が起きたとき、どんなサポートが受けられるか、どこに連絡すればよいか、緊急時の連絡カードを車に置いておくことも大切です。
まとめ
保険は“転ばぬ先の杖”。だからこそ、「いざという時」に本当に役立つ補償がついているか、ライフスタイルや車の使用状況に合わせて、毎年見直すことが大切です。自動車保険を“ただの更新手続き”で終わらせず、家族や自分の安心を守るための「最適な選択」をしましょう。
